SQUAREPUSHER / COME ON MY SELECTOR

大阪の孤児収容所(そんなのあるの?)でハゲ頭の看守が消灯の見回り中。そのスキをついて1人の少女と彼女の犬が脱走を試みる。すぐに看守に気づかれるが、捕まえられるどころか逆にカンフーでやっつけてしまう。やっと目を覚ました看守は、自分がイスに縛られ頭に何かを取り付けられているのに気がつく。そしてもう1つのイスには彼女の犬が座っており、モニタには「脳交換」という文字が見える…。


オープニングから「大阪孤児の家」という日本語タイトルが出てきてビックリさせられるが、全編、(かなりたどたどしい)日本語台詞と、英語字幕で構成されています。TVで見た事ないなぁと思っていたら、日本では放送禁止だそうです。「狂ってる」「脳交換」あたりがダメっぽいしなぁ。つか、コレマジで怖い。


よく考えたら普通の孤児園に、あんな怪しい機械がある訳ないんで、孤児を使って「謎の人体実験」をやっている所なんでしょうね。


99年のMVPAではVIDEO OF THE YEAR、ALTERNATIVE VIDEO OF THE YEAR他を受賞しています(MVPA99)。クリス・カニンガム作品はどれもそうなんだが、傑作にして問題作。「終わり」。


監督:CHRIS CUNNINGHAM監督ファイル001
音楽:SQUAREPUSHER
タイトル:COME ON MY SELECTOR
DVD:「CHRIS CUNNINGHAM BEST SELECTION」(amazon.co.jp)に収録 (DVDファイル011)|「WARP VISION THE VIDEOS 1989-2004」に収録(DVDファイル019
視聴サイト:sputnik7.com
関連サイト:Director File標本箱>放送禁止PV